料理力研究所とは

料理力研究所 ‐The Sense of Food Laboratory‐ とは
本当に料理がうまくなりたい人たちのための場所です。
レシピを覚えるのではなく、料理の仕上りに直結するクリエイティブな感覚 = 料理力 を高めます。
「ある基準をもって料理を整理すること」
そのためにオリジナルメソッドで、みなさんと研究をしながら3つの感覚(SENSE)を磨きます。レシピをひたすらなぞり覚えることは目的にしていません。
ラボに参加して料理を重ねていくことで、たくさんの基準と応用力が備わります。パッと見たレシピの味が想像できたり、冷蔵庫にある材料でレシピがなくても料理ができるようになっていくことでしょう。
料理力研究所が考える料理力
料理力は、 3つの感覚(SENSE)の総和でありバランスです。
感覚(SENSE)Ⅰ 味の基準を持つ
料理の味わいを、こまかく捉えることができること。
料理の味わいは、素材と調味料の味が折り重なって生みだされています。そして、素材と調味料との“調和”がとれた時に、おいしさが生まれるものです。
おいしいか、そうでないか、私たちは自然と判断をしていますが、どこがどうおいしいか、おいしくないか、こまかく捉えることができると、再現や修正が楽にできるようになります。
「ひとつひとつの素材や調味料、料理の味わいをたくさん経験する」こと、そして、「比較し考える、を繰り返す」ことで、この感覚(SENSE)は高めることができます。
感覚(SENSE)Ⅱ 調理方法の意味を知る
なぜその調理をし、どう食材を変化させているかを理解すること。
これは、難しい技術を身に着ける、ということとは違い、必要な場面で必要なことをする、ということです。
例えば、ハンバーグのたねを練るとき、「よく練る」というのはどうなることを指すのでしょうか?どうしてそれが必要なのでしょうか?仕上がりにどう影響するのでしょう?
経験値の豊かな人が、頃合いを感覚で見極めているのは、この部分を理解しているからです。
こういう視点を持っていると、やる必要のないことは省けたりもします。自然と料理が楽になるのです。
時間感覚も身につくので、効率が良くなり、段取り上手にもなります。
感覚(SENSE)Ⅲ 食卓のビジュアルイメージが描ける
見た目の「おいしそう」を表現できること。
料理は見た目も重要です。ですが、それはいろどりのよさ、盛り付けの美しさ、だけではありません。
もっとも大事なことは、「そのお料理のよさやおいしさがどこにあるのかが伝わること」、です。
カリッと焼いた焼き目がおいしいお料理であれば、それを隠すことはしませんし、つけ合わせをするなら、それを引き立たせるバランスがあります。
熱々のスープと一緒に食べるとおいしいお料理であれば、湯気がたっているうちに盛りつけるタイミングも関わってきます。
ここで言うビジュアルイメージとは、せっかくおいしく作ったお料理の良さ、食べ方、タイミングなどを、しっかりと表現することを指します。